「保育園見学って行かなきゃいけないんだろうけど、結局何を聞けばいいの?」「どんなところに注意して見ればいいの?」
子供が生まれて少し経つと、保育園について考え始め、このような悩みが出てくると思います。
そして保育園見学について調べ始めると、
「サイトごとに違うことが書いてあるけど、どれを信じたらいいの?」という疑問も出てくるかと思います。
僕も初めての保育園見学の時は、何を聞けばいいのか、どこを見ればいいのか、どうやって見学に行けばいいのかと全然わかりませんでした。
この記事では、これから保育園見学に行く方に向けて、この記事を読めば保育園見学の心配はもうしなくても大丈夫!と思ってもらえるような内容にしています。
また2児のパパである僕が、パパも保育園見学に行くべき理由についても解説していますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
なぜ保育園見学をするのか
実際に見なければわからない雰囲気がある
これは学校や職場でも言えることだと思うのですが、どれだけホームページで良さそうに見えても、どれだけ情報誌などで良さそうに見えても、実際の雰囲気というのはその場に行ってみないとわからないものです。
実際の子供たちの様子、職員同士の雰囲気、園の設備についてなどは、自分で見てみなければわかりません。
入園してから、思っていたのと違ったと後悔しないように、希望する予定の保育園には見学に行くようにしましょう。
そもそも見学が必須の保育園がある
これは僕も保活を始めてから知ったことなのですが、保育園によっては、事前に見学をしていないと入園希望を出せない保育園があります。
役所などでも教えてもらえますが、入園希望する可能性のある保育園については、見学が必要か事前に調べておきましょう。
子供の反応が見れる
実際の子供たちの反応が見れるというのは、保育園見学の大きなメリットの1つだと僕は思っています。
楽しそうに遊んでいるか、あいさつをしてくれるか、先生との接し方はどうかなどは実際に見てみないとわからない部分です。
子供たちの反応から、普段の教育の様子も想像することができます。
やっぱり知らない保育園に預けるのは心配
自分たちの大切な子供ですから、もちろん安心できる保育園に預けたいですよね。
知らない保育園に預けることなんてあるの?と思われるかもしれませんが、保活がうまくいかなかった結果、入れる保育園が限られてしまい、見学にも行ってなかった保育園に預けることになる、なんてこともありえる話です。
安心して預けても良い保育園なのか、事前に確認しておくようにしましょう。
保育園見学のポイント
それではここから、実際に2人の子供を保育園に入れるために10ヵ所保育園見学に回った僕が、これだけは聞いておきたい、見ておきたいポイントについて解説していきます。
- 利用可能時間、延長保育の有無、時間
- 土曜保育の有無、時間、ルール、利用者
- 発熱など病気時のルール
- 保護者参加のイベントや親子会の有無、頻度
- 宗教の有無
- アレルギー対応の有無、持参のご飯がいるか、お弁当の日はあるか、土曜日はご飯出るか
利用可能時間、延長保育の有無、時間
まずは基本的な利用可能時間、延長保育についてです。
保育園自体は空いていても、自分がパートなのか、フルタイムの正職員なのかによっても利用可能時間は変わってきます。
また、延長保育の時間については園で異なる場合があるので、自分の勤務時間と送り迎えにかかる時間も踏まえて、間に合うかどうか確認しておきましょう。
土曜保育の有無、時間、ルール、利用者の数
仕事の休みが不定休の方の場合、土曜日が仕事の場合もありますよね。
保育園は日曜・祝日は基本的にお休みですが、土曜日は見てくれる所が多いです。
土曜保育をやっているかと、時間は平日と変わらないか、また利用するにあたってのルールはあるかを確認しておきましょう。
園によって、1ヵ月ごとにその月の土曜保育を利用したい日を伝えなければならない場合や、その週のこの日までに教えてくださいと言われる場合や、中には職場からのサインが必要な場合もあります。
以前保育園で聞いた話では、スタッフの配置を考えるために、事前に利用者数を把握しておく必要があるとのことでした。
また普段の土曜保育の利用者数も聞いてみましょう。もし自分の子供のクラスで、土曜保育の利用者が自分の子供以外に全然いなかったら、預けるのも心苦しくなってしまいますよね。
場合によっては異年齢合同で、いつもは違うクラスの子供を一緒に見てくれるという場合もありますので、一度確認しておくと安心ですね。
発熱など病気時のルール
ここでいうルールとは、体温が何℃以上あったらお迎えの電話がくるのか、熱を出したり病気をした後はどれくらい自宅で見る必要があるのか、です。
子供って、ほーんとにすぐ熱を出すじゃないですか。
特に小さい頃、保育園に行きだした頃は、ちょっとしたきっかけで熱を出すのはよくあることです。
実際僕も、上の子が保育園に行き始めた頃は、しょっちゅう熱を出して保育園からの呼び出しがあっていました。
熱があるからと迎えに行ったのに、家に連れて帰って測ったらもう36℃台に下がっていたというのもよくありました。
園によって、37.5℃以上で呼び出す、38.0℃以上で呼び出す、37.5℃以上で吐き気やぐったりしているなど追加の症状もあったら呼び出すなど、それぞれのルールがあります。
また発熱後、翌朝に熱が下がっていれば登園できる園や、発熱後24時間・48時間は自宅で様子を見なければならない園など、細かくルールが違う場合があるので確認しておきましょう。
保護者参加のイベントや親子会の有無、頻度
園によって、保護者が参加しなければならないイベントの数は様々です。
また親子会の有無や、その親子会で実際に親が集まらなければならない、活動しなければならない頻度も異なってきます。
特に共働きの場合だと、保護者参加のイベントが多いとそこに希望休を使わなければならなくなり、本当は取りたかった日に休みが取れないということになりかねません。
宗教の有無
保育園によっては、仏教やキリスト教を信仰している園があります。
考え方は人それぞれなので、宗教について否定するわけではありませんが、それによってイベントが変更される場合があります。
実際見学に回った中で、仏教保育の園では、クリスマスのイベントがないところがありました。
最近はそこまで厳密に宗教に沿った園の運営をしていないところもあるみたいですが、一応確認しておきたいポイントですね。
アレルギー対応の有無、持参のご飯がいるか、お弁当の日はあるか、土曜日はご飯出るか
食事に関する項目です。
ほとんどの園ではアレルギー対応食を出してもらえると思いますが、安心のためにも確認しておきましょう。
現時点ではお子さんにアレルギーがなくても、今後見つかる可能性もあります。
持参のご飯というのは、お昼ご飯用の白ご飯のことです。園によっては、白ご飯だけ持参が必要な場合があります。
ただでさえ毎日忙しい中、毎回ご飯を準備して持参するのは大変ですよね。
お弁当の日は、僕が見学した園だと月に1回はあるところが多かった印象でした。
土曜保育を利用される予定のある方は、土曜日も給食が出るかを確認しておきましょう。
次に見ておきたいポイントです。
- 園の設備、換気・空調管理、園庭の広さ
- 職員同士の雰囲気、人数
- 子供が楽しそうに遊んでいるか、子供があいさつをしてくれるか
- 自分の職場からの距離はどうか、現実的に通える距離か
園の設備、換気・空調管理、クラス・園庭の広さ
園の設備については、ホームページの写真だけではわからない部分がたくさんあり、実際に見なければわからないなあと僕が実感した部分でもありました。
園によって、比較的新しい、きれいな設備が整っているところ、設備が古く、衛生面でも不安が残るところなど様々です。
空調管理については、エアコンの有無や風通しの良さ、扇風機の有無なども確認しておきたいポイントです。
クラス・園庭の広さも園によって様々です。子供が伸び伸びと過ごし走り回れるような園庭があると、子供もストレス発散になりうれしいですね。
職員同士の雰囲気、人数
保育園見学の際は、案内してくれる先生とだけ話すと思いますが、もし余裕があったら職員同士の雰囲気もぜひ見てみてください。
自分も看護師として働いているのでよくわかりますが、自分に余裕がない状態だと、職員同士のやりとりも殺伐と、険悪な空気になります。
そんな状態では、子供に優しく接することも難しいですよね。
逆に、職員同士が和気あいあいとしていて、やりとりの中に笑顔も見られるような場所だと、職員自身にも余裕があり、子供にも優しく接してくれるだろうなというのが想像できます。
職員の人数は、子供の人数に対し十分な先生が配置されているか確認しておきましょう。
人数が確保できていることが職員それぞれの余裕にもつながってきますし、子供をしっかりと見ることができるという環境が、子供の安全にもつながってきます。
子供が楽しそうに遊んでいるか、子供があいさつをしてくれるか
実際に自分の子供が通い始めてから、楽しく過ごしてくれるだろうか、礼儀正しくあいさつのできる子になってくれるだろうか?
園見学時の子供たちの様子を見れば、これらの疑問の答えになるでしょう。
また子供たちが楽しく遊んでいるかどうかは、先生たちが普段どのような保育、指導をしているかの結果として現れるものであるとも言えると思います。
子供の反応が、リアルな実態です。
職場からの距離、通勤ルート
実際に通うことになったと想定した場合、どのようなルートで通勤することになるのか、現実的に送り迎えが可能かどうか、改めて確認しておきましょう。
パパも保育園見学に行くべき理由
一般的にはママが1人で保育園見学に行く場合が多いかと思いますが、実際に保育園見学に行った僕が、パパも保育園見学に行くべき理由についてお話しします。
1人だと質問を忘れることがある
これは実際に1つでも保育園見学に行ったことのある方ならわかるのではないでしょうか?
これを聞いてこようとあらかじめメモを取って行ったとしても、これも聞きたかった!と直前に思っていたことなど、園見学が始まってしまうと聞きそびれてしまうというのはよくあります。
というかありました、2人で行っていても(笑)
でも1人で行くよりは、聞きたいことをしっかりと聞いてこれる確率は上がるでしょう。
より多くの場所を見れる
園見学は大体30分〜1時間で終わります。2人いれば、限られた時間の中で、より多くの場所を、より多くの視点で見ることができ、園見学で得られる情報も濃密なものになります。
1人は子供を見ながら、1人は話を聞ける
パパが仕事、ママが子供を連れて1人で見学に行く場合、子供に何かあったらママが1人で子供を見ることになります。
園見学の説明って、子供にとっては退屈な時間なんですよね。
途中でグズリ出す可能性もあり、そうなった場合にパパもいれば、どちらかが子供を見て、どちらかが話を聞くのに専念するという対応が可能になります。
先生に覚えてもらいやすくなる
これは余談的なメリットですが、パパも保育園見学に行くことで、印象が強くなり先生に覚えてもらいやすくなります。
保育園に入れるかどうかは、結局点数による役所の判断になるところがほとんどだと思いますが、まったく同じ条件の人がいてどちらかを選ぶ場合、園の人数はオーバーするが1人なら受け入れられる場合などに、少しでも選んでもらえる確率が上がるのではないかと思います。
これは個人的な見解です。
いつ保育園見学に行くか
次は見学に行くタイミングについてです。
地域により異なる場合もありますが、4月入園の場合、前年の10〜12月に申し込みをするのが一般的です。
ですので、その前までに見学を済ませておきましょう。
複数箇所回る場合は、時間もかかるため早めに動き出すことをオススメします。
僕は夫婦で行くことをオススメしていますが、保育園見学ができるのは平日のみのため、仕事をしていて土日しか休みがない場合は難しいですよね。
その場合は、ママに見学に行ってもらい、帰ってきてから情報共有をしましょう。
どれくらい保育園を回るべきか
まずは自宅の近くや通勤ルートに、通園可能な保育園がどれくらいあるか調べてからになりますが、時間の許す限り、通う可能性がある保育園はすべて回ることをオススメします。
僕は長男が1歳になって初めて保育園に通いだす時と、引っ越し後新たな保育園に長男・次男が通いだす時の2回保活を経験していますが、2回目の保活の時は、4ヵ所保育園見学に回り、希望の園に入れず、最終的に8ヵ所保育園を回りました。
初めから多くの園を見学していれば、一次募集の時にもっと希望を書けたのにと後悔しました。
子育てをしながら保育園見学に何度も行くのは大変ですが、その後の生活のためにも頑張りましょう。
数を回ることで、見学で見るべきポイントもだんだんとわかってきます。
どうやって予約するか
基本的には保育園に電話し、希望する日時を伝えれば大丈夫です。
保育園側から見学の時間を指定される場合もありますが、もし希望を聞かれたら、午前10時~11時くらいがベストです。
子供たちが実際に遊んでいる様子を見ることができます。
午後からの見学だとお昼寝の時間にもかかってくるので、なるべく午前中に行くようにしましょう。
同じタイミングで他にも見学希望者がいた場合は、他の希望者の方と一緒に見学し説明を受ける場合があります。
まとめ
ここまで読んでくださった方おつかれさまでした。
保育園見学について考えておくべきことや見るべきポイントはたくさんあり、心身ともに疲れるイベントではありますが、今後の生活や仕事のことを考えると、とても重要なイベントです。
一度入園さえしてしまえば、何かない限りそこから数年通い続けることができるので、しんどいとは思いますが踏ん張って頑張りましょう!
素敵な保育園生活を送れることを願っています!